2013年12月12日木曜日

西国12回 32~33番 生駒発

平成25年12月11日

華厳寺満願堂の狸・和尚の錫杖を手に
西国の最終回、生駒よリ2号車に添乗する。生駒駅前の集合ポイントには、四国6回、9回のお客様も集まっていて大賑わい。西国へは、奈良から2台、宝塚、枚方もあって4台という。お客様は35名、8時30分発。32番観音正寺は、西国随一の難所。麓の石寺楽市から1.5km、自然石を積み上げた石段で人よりもお馬さん仕様となっている。というのも佐々木六角氏の山城の時代があり、織田信長に滅ぼされて、跡地にお寺が中興した経緯があるからだ。30分~45分はかかる。登りより下りの方が足の負担が大きい。段差が大きいからだ。そんな説明をした上で、タクシー利用のオプションを受ける。一人でも歩く方がいれば、先達は歩きに付き合うことになっているので、和尚としては歩きの多い方が楽しい。35人中、7人が歩くことに。竹杖を借りてもらい、登り始める。しばらく登ると分岐点がある、下りの際にそこで道を間違えないよう念を押し、マイペースを勧めて和尚が先頭に立つ。高齢の3人組が、遅れたものの全員無事登りきった。奈良組2号車と宝塚組の先着者とで、合同のお勤め。ご本尊の由来や錀の突き方など説明する。いつもながら、歩き組の方が下りは速い。石寺楽市で、タクシー組のバスを待つのだ。お弁当をいただきながら、33番華厳寺へ。八日市ICから関ヶ原IC経由谷汲着14時10分。駐車場から桜並木を800m歩いて山門から本堂へ。並木の保護のためバスは通行禁止なのだ。本堂、笈摺堂、満願堂と回るのが習わしで、御朱印も3ヵ所。希望者には「満願の証」もある(2000円)。お参り40分後に集合と声を掛けて解散、納経を終えた添乗員と歩いていると、小振りのバスが停まり送っていくという。乗車して話を聞くと、平日のみの参拝客の送迎バスで、デザインもレトロなもの。「宝くじ号」と名が付いている。時間が合えば利用してくださいと時刻表を渡された。15時40分出発、近くの「谷汲あられの里」に立ち寄り。試食もあって、ご婦人方興味深々のようだ。17時過ぎに関ヶ原ICに入ったが、情報では近畿自動車道が渋滞しているとのこと。ドライバーさんの判断は、京滋バイパスから京奈和道を利用、JR奈良~西大寺~生駒の順に廻るというもの。予定の逆順とはなるが、お客様の了解を得てそれを選択。結果は大正解、JR奈良19時15分、西大寺19時30分着。和尚も西大寺で下車。満願の方は10人弱に留まったが、良いお参りでした。合掌

観音正寺にて   枯落葉 踏みしめ登る 城の寺

華厳寺にて    谷汲の 満願の寺 冬時雨

1 件のコメント:

  1. 和尚の今年の巡拝は、これにて終了です。今後の予定は
    12月15日 信貴山千手院「多聞会」
       21日 同 大阪分院の托鉢行脚と護摩供
       31日~1月5日信貴山千手院にて柴燈護摩

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