2013年11月6日水曜日

四国8回 38~43番 大和八木発

平成25年11月4~5日

足摺岬の中浜万次郎像
大和八木駅~高田市駅~王寺駅と廻るコースで、和尚は初めての添乗だ。皆さん初めての方ばかりと思っていたら、青山からこられているご夫妻が、私と3度目だと言う。和尚が桜井から添乗した時のメンバーだ。八木に7時集合とあって、和尚も5時起床。雨が降っているので、トランクにビニールを掛けて、最寄り駅まで歩く。八木駅で8人、高田市駅で8人、王寺駅で22人の合計38人のお客様。王寺駅を出発したのは8時過ぎ、西名阪に入るとすぐに香芝SAでトイレ休憩。今回のコースは片道500km、初日は39番延光寺をお参りするのがやっとという、最も関西から遠いコースなので、ドライバーも2人体制だ。阪神高速に入る頃になると雨も上がり、段々と青空も見えてくる。連休の中日のせいか、渋滞もなくスムースに走れる。3度ほど休憩を取り、延光寺到着は15時半。お参りの作法など確認してもらってのお参り。眼洗いの井戸や樹齢500年のいぶき等案内する。ここでは、赤亀の朱印を背中に頂くことを忘れてはならない。鶴と亀が背中に並び、にっこりだ。日も暮れかかり、オプションの四万十川遊覧は中止、アカメ館で休憩してお宿の足摺サニーサイドホテルに向かう。宿入りは18時過ぎ。和尚も日頃の睡眠不足を解消すべく、21時に就寝。5時過ぎまで爆睡して、リフレッシュ。
5日は、朝一番で38番金剛福寺にお参りとなるが、道中は朝のお勤めをする時間がない。食事作法の前にお勤めをすべく、経本を持ってきてもらった。このやり方も中々良いものだと自画自賛。金剛福寺の本堂前の池の水が抜かれ工事中、先日完了と思っていたので工事の人に聞くと、いよいよ最終段階で、今月中に完成とのことだった。お参り後は、ジョン万次郎像から展望台、更に足摺灯台へと案内する。バスに戻ると、山門前で撮った記念写真が出来上がっている。岬を下り、土佐清水港の黒潮市場でお買い物、和尚のお薦めは「まぐろのかぶと煮」だ。今や市場一番の人気商品となっている。お弁当を積み込んで、1時間半ほどで40番観自在寺に到着。弘法大師の弥陀の宝印が有名だ。大師堂の周りのお砂踏みをやり、平城天皇のお髪塚に案内してバスへ戻る。お弁当をいただきながら1時間、41番龍光寺へ。「三間のお稲荷さん」と云われるように、神仏同居の珍しい札所。参道の風月庵に声をかけ、お饅頭の試食の段取りをお願いする。帰路はお茶のご接待もあって、お饅頭が大人気。すぐ近くに42番佛木寺。近年新築した山門が堂々として素晴らしい。大日如来がご本尊というのも珍しいが、弘法大師が、帰朝時に唐から投げた宝珠が楠の頂きに留まっていたという縁起も興味深い。その時勧められるままに、牛に乗っていたところから、家畜供養の碑もあるのだ。43番明石寺へは、かっては山越えで時間が掛かったが、高速道路の開通で20分ほどで行けるようになった。修理中だった本堂も、工事を終えている。傷んだところだけを新しい部材に差し替えるという、日本の宮大工さんの技術力がよくわかる。打ち止めは15時半。ひたすら奈良へ向かって走るのみだ。いろは歌のCDを掛けて歌の練習等をしながら、休憩3度。渋滞もなく走れたが、それでも王寺駅22時前、最終の八木には23時前という長丁場。皆さんお疲れ様でした。次回は、45番岩屋寺の山登りが待っています。がんばってくださいね。
合掌
改装なった明石寺本堂

足摺岬にて   初冬や 露天風呂に 風渡る

          冬めくや 足摺岬に 波寄せる

          木枯の 一番吹けりと テレビ云ふ

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