足摺岬の中浜万次郎像 |
5日は、朝一番で38番金剛福寺にお参りとなるが、道中は朝のお勤めをする時間がない。食事作法の前にお勤めをすべく、経本を持ってきてもらった。このやり方も中々良いものだと自画自賛。金剛福寺の本堂前の池の水が抜かれ工事中、先日完了と思っていたので工事の人に聞くと、いよいよ最終段階で、今月中に完成とのことだった。お参り後は、ジョン万次郎像から展望台、更に足摺灯台へと案内する。バスに戻ると、山門前で撮った記念写真が出来上がっている。岬を下り、土佐清水港の黒潮市場でお買い物、和尚のお薦めは「まぐろのかぶと煮」だ。今や市場一番の人気商品となっている。お弁当を積み込んで、1時間半ほどで40番観自在寺に到着。弘法大師の弥陀の宝印が有名だ。大師堂の周りのお砂踏みをやり、平城天皇のお髪塚に案内してバスへ戻る。お弁当をいただきながら1時間、41番龍光寺へ。「三間のお稲荷さん」と云われるように、神仏同居の珍しい札所。参道の風月庵に声をかけ、お饅頭の試食の段取りをお願いする。帰路はお茶のご接待もあって、お饅頭が大人気。すぐ近くに42番佛木寺。近年新築した山門が堂々として素晴らしい。大日如来がご本尊というのも珍しいが、弘法大師が、帰朝時に唐から投げた宝珠が楠の頂きに留まっていたという縁起も興味深い。その時勧められるままに、牛に乗っていたところから、家畜供養の碑もあるのだ。43番明石寺へは、かっては山越えで時間が掛かったが、高速道路の開通で20分ほどで行けるようになった。修理中だった本堂も、工事を終えている。傷んだところだけを新しい部材に差し替えるという、日本の宮大工さんの技術力がよくわかる。打ち止めは15時半。ひたすら奈良へ向かって走るのみだ。いろは歌のCDを掛けて歌の練習等をしながら、休憩3度。渋滞もなく走れたが、それでも王寺駅22時前、最終の八木には23時前という長丁場。皆さんお疲れ様でした。次回は、45番岩屋寺の山登りが待っています。がんばってくださいね。
合掌
改装なった明石寺本堂 |
足摺岬にて 初冬や 露天風呂に 風渡る
冬めくや 足摺岬に 波寄せる
木枯の 一番吹けりと テレビ云ふ
0 件のコメント:
コメントを投稿