2013年9月6日金曜日

四国9回 52~59番 高槻発

平成25年9月2~3日

太山寺・一畑薬師堂
四條畷から枚方を経由してJR高槻から松山、今治方面の札所を廻るコース。和尚は、このコースに5月に添乗しているのをすっかり忘れていた。お客様に指摘を受けて、気がつく始末。そんな訳で44人中10人ほどが2度目となる。小豆島でご一緒した方もいらして、楽しかったと声を掛けられた。
8時30分に出発したバスは、淡路の室津SA、吉野川SA、で休憩の後、小松IC近くの「リンリンパーク」で遅めの昼食。添乗員はお店のメニューから選べるというので、ドライバーさんお薦めの「オムライス」を頼んだ。大盛りを注文したのだが、もともと量が多いとかで、完食するのが大変だった。
59番国分寺からお参り開始、時折雨のぱらつく天気、雨宿り出来る場所を探しながらの参拝。握手大師と薬師の壷に行列だ出来る。58番仙遊寺のご住職の講演で聞いた「西浄」(トイレのこと)の裏話などお話する。57番栄福寺本堂の柱には、「横綱大鵬」の千社札がまだ張り付いている。足の不自由な少年が、この寺で歩けるようになり、犬に引かせた箱車と松葉杖を奉納したというエピソードを話し、古ぼけた箱車を紹介する。16時前に打ち止め。「ハタダお菓子館」に立ち寄りするのだが、ここには「石鎚の伏流水」が設置されているので、ペットボトル持参をお勧めする。勿論和尚もだ。
ホテルは、道後の「ルナパーク」。折角の道後の夜なので、楽しみ方を伝授。和尚は、夕食後、馴染みの「番鳥」に出向き、4日の打ち合わせ。先達全国大会が5日に開催されるので、道後に前泊し、夕食は「番鳥」でお願いしているのだ。
3日は7 時45分出発。52番太山寺からスタート。雰囲気がとても素晴らしい寺で、駐車場から坂道を登っていくのだが緑に包まれて、朝一番のお参りが最高なのだ。しかも、一畑薬師を勧請しているので、納札に「め」と歳の数だけ書いておくように話しておいたのだ。大師堂横の「痔疾」を和らげるという丸く真ん中に窪みのある礎石を亀の子束子でこする。これも皆笑顔で楽しんでいる。53番圓明寺は、すぐ近く。本堂の鴨居に左甚五郎作の大きな龍の彫り物があり、参拝客を睨んでいる。いつも感心するのは、大師堂の瓦だ。芸術品としか例えようがない見事さ。トイレが土蔵風であるのも風情がある。大師堂の左奥には、隠れキリスタンのものと思われる「マリア観音」の石塔が。
松山市内から、瓦で有名な菊間町を抜け海岸線を今治に走る。54番延命寺には「六公四民」を上手に勝ち取って、村人が飢えることをなくした「庄屋・越智孫兵衛」の墓もある。56番泰山寺は雨中でのお参り。55番南光坊のご本尊は大通智勝如来。大日如来の異形で釈迦の過去仏の一つとされる。大門の四天王像が隆々として立派。お客様に四天王の覚え方をお教えする。「じぞうこうたか」(地蔵買うたか?)というのだ。仏教は、どういう訳か時計回りで東南西北の順。つまり持國天・増長天・広目天・多聞天の順なのだ。打ち止めは12時30分。お弁当をいただきながらしまなみ海道を走り、大三島の「しまなみ宝船」立ち寄り。吉備SA・三木SAで休憩してなんと17時30分高槻着。     合掌

 太山寺にて       秋風や 眼のお薬師に 人の列

 しまなみ海道にて    秋雨や しまなみ海道 島かすむ


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