2013年9月18日水曜日

西国8回 24、25番+花山院  生駒発

平成25年9月17日

播州清水寺の山門
調べてみるとこのコースは、昨年の二月以来だ。44名のお客様と生駒を出発。台風18号の通過後とあって雲一つない青空、風も爽やかなお参り日和だ。お客様の内10数名は和尚と一緒の経験があるそうだ。JR奈良と西大寺を経由しているので、この生駒駅でトイレに駆け込む方も少なくない。8時40分スタート赤松SAで休憩し、25番播州清水寺を目指す。京都の清水寺と区別するために「播州」と云うが、御嶽山清水寺だ。この辺りでは、法道仙人の開基の寺がいくつもあり、清水寺も花山院もその一つだ。この100年、何度も火災や落雷などの被害で諸堂は焼失と再建の歴史のようだ。11時前に到着、堂々たる朱塗りの山門の前で、「右入左退」の原則を説明する。和尚も大学の道場で修行中に厳しく躾けられたのだが、「聖域に出入りする時には、右足から入り左足から出る」というもの。和尚は左足から踏み出す癖があり、道場に入るときによく叱られたものだ。
大講堂が西国の札所となっている。お参りの前に念珠の使い方等説明。次の番外花山院菩提寺までの車中でお弁当をいただく。花山院は花山法皇の御廟所、登山口から急な坂を900m登る。タクシーのオプションもあり、25名利用で一人往復800円。歩き組は19名で約30分~40分かかる。寺の本尊は薬師如来だが、西国の札所は、正面に十一面観音、向かって右に花山法皇、左に弘法大師が祀られている。納経所の前が開けてさながら展望台だ。有馬富士を眼下に、六甲山脈が遠望できる。登る時より降りの方が、急坂であることを実感させられる。
24番中山寺に向かう途中の三田で「丹波屋三田店」に立ち寄り。佃煮類やお菓子などが並んでいる。中山寺の駐車場は、阪急の駅を挟んで反対側にある。線路下の通路を抜けると門前のお店が並び、お礼参りの晒しなど売っているのも安産の中山寺独特の風情だ。山門をくぐり両側の塔頭を抜けて本堂に向かう。幼児を抱いた若夫婦や安産祈願らしい女性の姿が目に付く。石段にエスカレーターが設置されているのも珍しい。お参り後、近畿三十六不動の札所となっている五大堂や徳道上人が33個の宝印を収めたとされる石棺等を説明し各自でお参りしてもらう。和尚は、納経の後「羅漢堂」を拝観。打ち止めは16時前、生駒に17時前に到着。台風一過の青空のもと、さわやかなお参りでした。合掌

 花山院にて  台風一過 青空背負う 有馬富士

 中山寺にて  爽やかや お礼参りに 赤子連れ

1 件のコメント:

  1. 14日に高野山に登りました。土曜日とあって多くのお客さんでした。和尚も法政大国際法研OB4人を案内してのこと。霊宝館の特別展が素晴らしかった。何時訪れても、初に拝観できるものがあるというのも奥行の深さですね。
    15日は信貴山千手院「多聞会」で2時間の十三仏の法話。
    21日は信貴山千手院大阪分院で、「こんにゃく法会」を開きます。

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