2010年1月17日日曜日

後七日御修法(ごひちにちみしほ)東寺


平成22年1月14日

毎年1月8日から14日まで京都の東寺において「後七日御修法」が開催される。平安時代から続く真言宗挙げての一大御修法で18総本山の山主クラス15名が選ばれ、一日三座21座のご修法が続けられる。かっては宮中真言院で行われていたが、明治政府の「神仏分離令」以降廃されたが、その後東寺灌頂院で復活することが許された。京都御所から天皇陛下の御衣を奉じて鎮護国家を祈るものだ。今年の大阿闍梨(導師)は、高野山金剛峯寺の松長有慶座主で、8人の山主が参加するという豪華版、14日の最終日は多くの参拝客が集まった。和尚も毎年14日には、兄弟子の土口哲光教化部長のお手伝いに行き、御修法を案内するチラシを配る。大変寒い日であったが、お四国の遍路仲間がたくさん駆けつけてくれていた。11時半、最後の御修法を終えた一行が退堂してくる行列を皆で御宝号を唱えながら迎える。
その後が、年に1時間だけの「後おがみ」だ。1週間の御修法を続けた「灌頂院」を拝観させてもらえるのだ。12時半ごろには、毎年入場できるのだが、今年は各本山の修行僧が多く、一般の入場は1時となってしまった。ありがたいことに、例年より少し照明が良く、両部の大曼荼羅、十二天、五大明王のお軸などはっきりと拝ませていただいた。御修法の御札をいただき、今年の新年が始まる。また、来年も東寺で会いましょう。合掌

0 件のコメント:

コメントを投稿