2016年11月9日水曜日

西国巡拝 ②~④番

平成28年10月29日

粉河寺庭園
姉さん先達2人とY夫妻との西国巡拝、今回は昨夜来の雨模様も上がったので、懸案の山登りに挑戦することにした。和尚の運転する車は、車検中のため代車のワンボックスカー。和尚の愛車より大きめなので、気をつけて運転する。Y夫妻を拾い、なんばで二人の姉さん先達に合流、4番施福寺に向かう。槙尾山観光センターで杖を借りる。道が濡れているので、滑らないようにと注意を受け、そろそろと登り始める。和尚は、衣帯をリュックに入れ、軽装で汗対策。着替えて本堂に入り、お勤め。素晴らしい仏様達が迎えてくれる。改装のお陰で、すべてお姿が拝観できる楽しみな寺になった。先に山を下った和尚は、槙尾山観光センターで腰を落ち着け、皆が揃うのを待つ事に。店先に、手頃な杖を見つけ買い求めようとすると、持っていけとのご接待、有り難く使わせて頂くことに。2番紀三井寺の麓にあるレストランでまずは腹ごしらえ、和尚はいつものカツカレーだ。紀三井寺の石段、別名「結縁坂」は、紀ノ国屋文左衛門のエピソードからのもの。先ほどの杖が、力を発揮する。本堂でお勤めの後は、松本明慶作の千手十一面観音立像に会いに行く。お顔の大きさが2mほどある日本でも最大級の観音立像だ。展望台に上がると三方向からお顔を拝むことが出来る。また新和歌の浦の景色も素晴らしい。3番粉川寺は奥行きの深い寺、大門横まで車を入れて参拝。中門の四天王、粉河式庭園、丈六の阿弥陀堂、そして問題の若山牧水の歌碑など説明しながらまわる。「粉河寺遍路の衆のうち鳴らす鉦々聞こゆ秋の樹の間に」という歌に「遍路」を使っているのが問題、「巡礼」とすべきもの。遍路は本来四国のみで使う言葉なのだ。合掌

 秋の夜の 滑る雨あと 施福寺や

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