2015年8月5日水曜日

四国8回 44~51番 天王寺発

平成27年8月3~4日

猛暑の中、バス遍路最大の難所45番岩屋寺に挑戦する第8回だ。天王寺駅前からの合流だが、お客様は39名、結構高齢の方の姿も混じっている。阪急トラピックスのお客様へのご案内では、45番岩屋寺や44番大寶寺は2日目の予定となっている。添乗員らと相談の結果、難所は初日に済ませ、ゆっくりと道後温泉で疲れを取って貰うほうが、良いだろうとの判断。お客様も、賛同していただいたので、45番岩屋寺を目指す。道中が長いので、般若心経の資料のことや「いろは歌」の説明など済ませてしまうことに。昼食は、石鎚山HWOのレストパークリンリン。握りずしと冷やしうどんの組み合わせだ。岩屋寺到着は14時過ぎ、無理をしないように念を押して緑陰の参道を上る。バスに残った一人を除き、38名全員が完歩。汗を拭き、呼吸の整うのを待って勤行。納経所に先輩である住職を訪ねたが、お出かけだった。山を下りながらの会話は、「こんな急なところを上ってきたの」というもの。下りの方が、足元が心配になるほどだ。麓の「一休館」で一息入れて、15時20分出発。名物「おくま饅頭」に電話を入れ、駐車場まで持ってきてもらう手配を頼む。大寶寺の納経所に置いてあるのは10個ほどなので、念のためだ。44番大寶寺も結構な坂道なのだが、岩屋寺を先に済ませていると、そんなに感じないのが人の心理というもの。お参りを終えると16時過ぎ、これなら何とかもう1ヶ寺と欲を出し、お客様に声をかけると皆さんその気になってくださった。47番西林寺に添乗員が電話を入れてお願いすると、待っていてくれるとのこと。ダライバーさんも頑張ってくれて、門前到着が丁度17時。大師堂右手の弁天池の蓮の花を愛でながらのお勤めで、打ち止めは17時25分だった。明日は、もっと凄い蓮池がありますからと予告して、道後温泉ルナパークに。夕食後、散策に出かけると、「道後温泉夏まつり」が始まったところ、坊っちゃん湯本館前の特設ステージでは和太鼓のパフォーマンス。メンバーは、子供も加わり、女性が多いが迫力ある。伊予柑ハイボール(550円)なるものを舐めながら、しばし鑑賞。
4日 5時半起床、温泉に浸かり、6時半から朝食。出発は7時30分。部屋の扉が開かないというトラブルがあって心配したが、予定通り出発し、51番石手寺へ。参道のお店をみると、開いているのは、馴染みの「棕櫚堂」のみ。久しぶりに親父さんと握手だ。記念撮影から本堂、大師堂、宝物館とまわる。「衛門三郎の石」が目的だ。ブッダの庭で、釈迦の生涯について概説する。「棕櫚堂」の親父さんが仏壇磨きと墓磨きをお土産に用意してくれていた。最後の棕櫚職人と自認する親父さんの手作りだけに、お客様にも人気で列ができる。50番繁多寺、49番浄土寺、47番八坂寺、46番浄瑠璃寺と午前中に廻り終えるつもりだ。浄土寺の駐車場はアイドリングストップなのだが、納経が遅い。蒸し風呂のバスの中で、添乗員を待つ間、お念珠の話をする。素晴らしかったのが、浄瑠璃寺の蓮池、お参りのあと案内したのだが、感嘆、感動の声ばかり。赤の蓮の中に白蓮も混じり、今が最盛期のようだ。11時50分打ち止め、砥部焼陶芸館に向かう。ここでお弁当のpick upと休憩だ。帰路、「ハタダのお菓子館」に立ち寄るのだが、石鎚山系の伏流水があるので、ペットボトル持参をすすめると、蛇口の前に長い列が出来てしまった。吉野川HWO、淡路HWOと順調に来たが、阪神高速が大渋滞の19km、どのルートを選択するかドライバーさんも迷ったが、何処も渋滞。結局、渋滞の神戸線を進入することに。天王寺まで2時間、お疲れさまでした。合掌

 岩屋寺にて   緑陰の 苔むす参道 岩屋寺や

 道後にて    和太鼓や 道後温泉 夏まつり

 繁多寺にて   繁多寺や 読経に和する 蝉の声

 浄瑠璃寺にて  紅白の 蓮咲き乱る 浄瑠璃寺

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