2010年10月20日水曜日

四国4回 17番~23番 なんば発


平成22年10月17~18日

和尚は難波から乗車、お客様は42名。淡路SAで比較すると4日の西大寺発より30分速いペース、この調子なら4ケ寺は廻れると確信した。前回同様、井戸寺、鶴林寺、太龍寺に余裕があれば平等寺をも打つこととする。ルートの確認をドライバーさんとすると、久しぶりのコースなので、安全なルートを行きたいとのこと。大した時間差はないとのことなので、お任せすることに。17番井戸寺から20番鶴林寺に大まわりルートで向かったが、曲がり角を間違え、結局、いつもの狭いミカン畑の道を登る事になってしまった。約30分のロス。次の21番太龍寺へは、この際と那賀川沿いの狭いルートを進言、和尚がナビして行くことになった。太龍寺のロープウエイは、20分間隔だが、14時20分発にわずかに遅れ、40分発に乗車。すると山頂駅からの下りは、15時40分発となる。22番平等寺のお参りが「運心」になるのなら止めるところだが、なんとか16時過ぎに入れると判断して、平等寺に向かう。本堂をお参りして、大師堂をお参りしようとすると16時31分、納経所に行き御許しをいただいて、蝋燭・線香を供養させていただいた。打ち止めは16時40分。鶴林寺で、鶴の朱印をいただく方も多く、太龍寺へのロープウエイから、鶴林寺の三重塔が確認できたのも好天気の賜物。平等寺では、「白水の霊水」をいただく方が結構多かった。和尚は、日頃の睡眠不足を補うべく、21時消燈、朝6時までたっぷりと寝た。
翌朝は、8時出発。聞けば、阿波踊り会館で楽しんだ方も沢山いて、御夫婦で優勝旗を持ち帰った猛者もいた。さわやかな朝の空気の中、18番恩山寺からスタート。大師堂前のお堂には、地蔵菩薩の一角と釈迦十大弟子像の一角がある。般若心経に登場する舎利子こと智慧第一の「舎利弗」や御盆の始まりという神通第一の「目犍連」の話をする。19番立江寺の門前に「名物たつえ餅」の酒井軒本舗が開いていた。お客様にご紹介すると、アッという間に売り切れ。和尚も一ついただいたが、日本古来の黒米で作ったお餅は、食感も良く上品なお味だ。23番薬王寺では、お願いして本堂の外陣に上がらせていただいてお参りした。団体参拝が我々のみだったので、良い機会と思いお願いした次第。予想外の出来ごとに、お客様は大感激だった。還暦坂を登って瑜祇塔へ。五智如来の解説をし、日和佐の海を愛でて下山、打ち止めは丁度12時。
昼食後は、「阿波の里」「淡路ハイウエイオアシス」と休憩して、難波着が17時、帰着がこんなに早いのははじめての経験だ。お客様の乗降や集合がスムースなお陰だと思う。また、今回のお客様の勤行の素晴らしい事には、感心させられた。声が、ぴたりと合って、先導していてほれぼれするお経だった。合掌
(写真は鶴林寺本堂前のお地蔵さま)

1 件のコメント:

  1. 「運心」とはただ心中に供養の思いを起すだけで事実にあらわさないことをいう。(運心供養)
    16時30分を過ぎると、安全のため火の気を避けようとの申し合わせがあり、蝋燭・線香を運心で行うことにしている。
    やったつもりでいくわけだが、和尚はその分お賽銭を多めにと言ったりしている。

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