2010年8月5日木曜日

西大寺発  四国第2回


平成22年8月3日

西大寺から2台のバスが出発した。和尚は2号車でお客様は42名、1回目に和尚と同行した方が4~5名いらした。高速に乗るや否や法円坂で10kmの渋滞情報、1番霊山寺に立ち寄り、遍路用品の買い足しやトイレを済ませ11番藤井寺に向かう。今日は、逆打ちと決めている。いつもは、11番のお参りを終えてお弁当をいただくが、今回は、11番に着くまでにいただくことに。それだけ遅れているわけだ。1号車は、西大寺集合のみのお客様40名ということで、奈良駅経由の2号車より先行している。強烈な日差しを避けて、日陰を見つけながらのお参りだ。10番切幡寺は、山麓から800m、石段が333段だ。勿論、タクシーのオプションがあるが、半数以上が和尚と歩きを選択、1号車は、9割がタクシーという。皆さん元気だ。元気ついでに高台の大塔まで上がって、絶景を愛でていただく。9番法輪寺の門前の草餅が、相変わらず人気だ。8番熊谷寺では、中門の四天王の解説をする。阿吽の仁王様に代わって四天王が立つときは、向かって右が持國天、左が多聞天となる。その多聞天が、単独でおまつりされると、毘沙門天と名前が変わるのだ。石段を登った大師堂から見る本堂の鬼瓦も素晴らしい。お客様も、盛んにカメラを向けている。7番十楽寺に着く頃には、4時半近くになってしまった。4時半からは、火の用心で蝋燭・線香は運心でと話する。運心とは,字の通り「心を運ぶ」つまり心をめぐらすことで、心中に供養の思いを起すだけで事実にあらわさないことを「運心供養」と云う。本堂では、蝋燭・線香を供え、大師堂では運心でお願いした。
大汗をかいた一日だったが、87歳で両膝が人工骨というおばさんも頑張りきって、大満足。「手術をしてくれたお医者さんに良い報告が出来る」と喜んでいた。8時半ごろ、西大寺帰着。合掌
(写真は、熊谷寺中門の多聞天)

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