2010年5月21日金曜日

四国11回 讃岐路


平成22年5月17~18日

この回は、和尚の故郷コースで、善通寺を含め讃岐の西半分13ケ寺を廻る。難波を8時30分に出発する予定が、南海高野線の人身事故で、御客さんが遅れ9時のスタートとなった。御客様は44名、添乗員は角野、林のWあきこ。帝産観光バスの西山ドライバーが、スタートの遅れを挽回すべく頑張ってくれたが、結局予定を1ケ寺翌日廻しとなってしまった。
まずは、広い75番善通寺、弘法大師御誕生寺を参拝の後、「いろは会館」で昼食。そこから讃岐の打ち始めの寺66番雲辺寺に向かう。讃岐の1番だが、ロープウエイを降りると、目の前に県境の印があり、本堂・大師堂は徳島県となる。工事中だった本堂が竣工されていた。大師御手植えのカヤの木や楠木の大木を右手に石段を登る。かっては天台・真言両宗の修行道場であったところから本堂の左手に弘法大師堂、右手に天台大師堂がある。時計を見ながら、68番神恵院・69番観音寺に向かう。同じ境内に両札所が同居しているという珍しい形態だ。4時半過ぎに到着したので、火の気は使わない「運心」でお願いし初日の打ち止めとなった。そこで、明朝訪ねる予定の琴平「にしきや」を急遽訪問することに。讃岐名物「醤油まめ」の製造元でもあり、独特の軟らかめの豆が特徴だ。宿舎は、アパホテル高松空港。
2日目は、7時半に出発。何しろ残りは8ケ寺なのだ。70番本山寺を打ち、71番弥谷寺へ。タクシーのオプションもあるが、9名のお客様が、和尚と歩いて登った。歩きのごほうびは「俳句茶屋」での休憩だ。和尚も草餅をいただく。弘法大師の幼年期の伝説が残る73番出釈迦寺の門前まで、バスで送ってもらい、72番曼荼羅寺までは、歩き遍路だ。届けられたお弁当を慌ただしくかき込む。74番甲山寺の駐車場で、皆さんの食事の終わるのを待って御参り。76番金倉寺は、智証大師円珍の誕生所だ。弘法大師の甥とも姪の子とも言われ、弘法大師の親戚で天台寺門宗の開祖である。
77番道隆寺は「眼なおし薬師」で有名。日本初の眼科医の墓所もある。門前の「サンエイ」で御茶の御接待を受ける。和尚も本を置いてもらったり、なにかとお世話になっているお店だ。打ち止めは78番郷照寺、踊念仏の一遍上人ゆかりの寺だ。時計は3時20分、なんとか予定の時間に打ち上げることができた。これもお客様のご協力のお陰、感謝、感謝。合掌
(写真は本山寺の五重塔)

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