2022年7月8日金曜日

38周目の仕上げに室戸へ

 令和4年7月3日

信貴山の毘沙門天王出現祭に出仕の後、午後は詩吟の講師会に出席、夜のオレンジフェリーで四国へ向かった。出現祭の後、わずかな仮眠だったので睡魔との闘い。出港は22時だが20時に乗船できるので、それに合わせレストランでまず一献。大浴場で疲れを取って、ぐっすり。東予港には6時入港、室戸に向けてひた走る。高知に入りコメダ珈琲でモーニング。雨の中、最御崎寺参拝。表参道にダンプカーが行き交うので、何事かと思ってみていたら、どうやら室戸灯台付近の工事のようだった。知らなかったのだが、霊場会の新しい授与品は、弘法大師の御一代記を絵札にしている。ちなみに24番最御崎寺は「⑯室戸で悟りを開かれる」で明星来影を表す漫画風の絵だ。25番津照寺の門前「夫婦善哉」で昼食の予約をしてから、お参りに。絵札は「81中務茂兵衛の道標石」昼食後、26番金剛頂寺へ。この寺の宿坊に泊まるべく予約を入れたのだが、この時期お休みとのことで、麓の「民宿うらしま」を紹介されたのだった。大師堂の改修が始まっていて、お大師様は本堂に仮安置されていた。お陰でお近くで拝ませていただいた。(瓦を一枚寄進)絵札は「⑲天狗、魔物と問答」。27番神峯寺に向かう途中に、金剛頂寺の分院ともいえる「不動岩霊蹟」がある。弘法大師修行の地とされる洞窟を覗く。敷地内に立派な建物が立てられていて「空海遍路文化会館」との看板。神峯寺のお参りを終えると38周目修了。絵札は「71高野山奥の院ご入定」とある。17時頃に民宿うらしま着。なんと、1泊2食で6000円のだが、コロナワクチン3回接種の証明があれば、高知県東部観光協議会の「ひがしこうちでGO!GO!!おでかけクーポン券」が3000円分頂けるといううのだ。(5月9日~12月31日)

 4日の朝も猛烈な雨、要するに台風4号の影響なのだ。朝食後、28番大日寺に向かう。ご住職は高野山大学の准教授で、同窓会大学院通信教育課程支部の総会にも来ていただいて講演願ったことがある。御朱印を受けて、御在寺かと尋ねるとお顔を出していただいた。高知道の不通の報もあるので、気を付けての言葉と共にご本を2冊いただいた。松長有慶先生の新刊「空海」と弘法大師諡号1100年記念の別冊太陽「弘法大師の世界」。川崎一洋住職も第1章「現代に生きる空海」を執筆されている。ちなみに絵札は「㊲明州から三鈷杵投げる」

雨の高知道を大阪に向け走る。四国山脈を越えて愛媛県に入ると雨は小やみになり、香川県に入ると青空も。良いお参りでした。合掌




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