2017年6月9日金曜日

京都三弘法と高野山お礼参り

平成29年5月30~31日

2年かけて和尚の一国参りに参加された仲良し3人組の御婦人達とのお礼参り。30日の京都三弘法だけには参加したいと先達仲間も加わった。足は、いつものドライバーさんとレンタカー。新大阪からなんばを経由して、まずは、東寺へ向かう。五重塔、金堂、講堂と解説しながら廻る。4,5人の男性グループが話を聞きたいとついてきた。大師堂は修理中だが、大日堂の横に仮堂が設置され、同じ御姿という大師像が安置されている。その前でお参り。観智院がリニューアルオープンで公開中というので足を延ばす。美しく整備され、今後は常に公開するとか。
次いで、仁和寺へ向かう。大師堂は、一番奥にある。金堂の前にある納経所に朱印帖などを預け、お参りに。ほかに参拝客はなく、大師堂に上がり込んでのお参りだ。
神光院に向かう。東寺や仁和寺が三弘法というのは、理解できるがなぜ神光院がメンバーに加わっていると云うのが、面白いところ。弘法大師が、この寺でご修法で籠られ、お別れに御印を依頼されて、本堂前の池に姿を映して自刻された像があるのだ。江戸時代は、東寺で菅笠、仁和寺で金剛杖、神光院で納め札入れを求めて、お四国参りに出発し、廻り終えてお礼参りに来たと云う。今は、その名残りに小さな木札にその絵を描き、三つ揃えてビニールケースに収めて御守りにする。
京都三弘法を終え、お弁当をいただきながら高野山を目指す。先達とは、京都駅でお別れ。第二京阪から阪和道、さらに京奈和道と高野の麓まで快適に走れるようになった。まずは、高野政所の慈尊院へ。拝殿に上がりお勤め、案内犬ごんちゃんや玉依御前の話をさせていただく。自尊院から、山道を走り丹生都比売神社へ。17時前にたどり着けた。いづれも世界遺産だ。太鼓橋も美しいが、この季節ならではの茅の輪が本殿前にあり、くぐり方の解説も掲示されている。右、左、右とくぐるとか。順に試みて高野山の無量光院へ。ドライバーさんとはお別れ。

   仁和寺や 日射しに映ゆる 若楓

   三弘法 巡り祈るや 初夏の京

   慈尊院 乳房の絵馬や 風薫る

   丹生都比売 茅の輪くぐりや 二度三度

徳川蓮台 家康公ご廟所
31日 無量光院のお朝事に本堂へ。いつもながら外人客も多い。和尚は内陣に案内され、読経に参加、祖父のご供養もさせていただいた。朝食後、中本名玉堂の車がお迎えだ。今回も無理をお願いし、山内を運んでいただくのだ。まずは、奥の院へ。中の橋から入る。最初のゾーンは、企業墓中心だ。息子が勤務するキリングループの墓に手を合わせる。奥の院を巡って、金剛峯寺に運んでもらう。ここの売店でのみ売っている「弘法大師物語」をお勧めする。中本名玉堂で、昼食を楽しむ。ご婦人方は、森下商店の生胡麻豆腐に興味。壇上伽藍を隅々までご案内して、徳川蓮台、霊宝館なども巡る。名物麩まんじゅうも手に入れ、お土産などで膨れ上がった荷物を持って、特急こうや号でなんばへ。今回も無量光院や中本名玉堂に大変お世話になりました。ありがとうございました。合掌

  万緑の 町石たどり 奥の院

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