2016年5月8日日曜日

四国 54~61番

平成28年5月7~8日

横峯寺の石楠花
仙遊寺の藤棚
巡拝30周記念を迎えようとしているのだが、54~56番が欠落しているのだ。意を決して、早起きをしてして今治へ向かう。取敢えずの目標は、54番延命寺から59番国分寺まで。お宿は58番仙遊寺を予約。延命寺に着くと、従来の納経所付近は大工事中で、仮の納経所が設置されている。団体の姿が見えたので、大師堂から参拝。納経所で、般若心経の手拭いを購入。先日、葬儀を済ませた先輩のご母堂の納骨の為の袋を作って貰うためだ。55番南光坊、56番泰山寺と廻って遅めの昼食。豚骨ラーメンの店に飛び込む、麺の固さや、味の濃さなど注文も細かく聞いてくれる。餃子もセットで注文したが、薄味の注文でも和尚には濃いめで、薄味にして良かった。次から次とお客さんが来られ、評判のお店のようだ。このペースなら当初目標は一日で済むと思い、59番国分寺へ走る。まずは、握手大師と握手してからのお参りだ。57番栄福寺から58番仙遊寺へ山道を走る。温泉付きの宿坊に泊まるのが楽しみだ。前から気にはなっていたのだが、機会が無かった。境内に入りると雰囲気が変わっている。鐘楼が表参道の方に移築されている。山門から石段をのぼりつめたところだ。駐車場から見ると、一番奥になる。手前の藤棚の藤も見頃だ。お参りを済ませて宿坊へ。タオルも浴衣も用意されていない。事前のチェックが甘いと反省したが、浴衣代わりの作務衣を300円で貸してもらえるという。まずは温泉に飛び込む。先客二名。夕食までは、しばらく時間があるが、10畳の部屋にはテレビもないので、持参の焼酎をお茶で割りながら、タブレットでテレビで見る。6時からの夕食で、ビールも追加、野草のような天麩羅が旨い、ご飯も玄米だ。持参の焼酎とビールですっかり出来上がり、バタンキュー。3時ごろに目覚めたが電気が煌々とついている。反省してもう一眠り、5時半前に起床。目覚ましの鳴る前だ。6時から、本堂で朝勤行がある。黒衣に輪袈裟で参加、お勤め後は住職の法話。「10年ほど前に、入寺の頃の話を講演会で聞いていますよ」と伝えると、その時のことを思い出していただいたようだ。奥様が亡くなられて「同行三人」ですとの話、在家から住職になられて40年、余生を如何に勤めるかとの話や修行僧を育てる話など興味は尽きない。農作の被害を防ぐために狩猟免許を取ったという。予定が順調に行ったので、60番横峰寺と61番香園寺を打つことにした。先日の「一国巡り」の参加者が、両寺の御影や日本遺産登録記念の散華を貰い忘れているというからだ。横峰寺への参道は有料道路になっている。「いしづち森林組合」が管理する林道を走る訳だ。普通車は往復で1850円也。往復12kmの林道は、慎重な運転が求められる。送迎のマイクロバスとはスレスレで、冷や汗ものなのだ。駐車場から境内に下る。名物の石楠花が山肌一面に咲き乱れ、このタイミングを狙ってか、お遍路さんの数も多い。納経所も行列だ。51番香園寺の本堂に入ると、護摩を修法中、小声でお勤めして帰路に。連休の最終日なので、ラッシュを避けて早めに帰ろうという魂胆だ。お昼時に「吉野川HWO」到着、何と阪急の遍路バスがいる。馴染みの先達、添乗員やアシスタントに声を掛けて、チラシ寿司と肉うどんを頂く。後は、眠気と闘いながら走るのみ。読み通り、渋滞に巻き込まれることもなく帰着。有り難いことです。合掌

横峯寺にて   石楠花の 山一面に 横峯寺 

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