立木観音の本堂 |
白川から比叡山を登る。18番延暦寺横川中堂は、東塔、西塔、横川と三地域に別れる延暦寺の一番奥の横川にある。ご本尊は聖観音で、脇に毘沙門天だ。今日は、毘沙門天にご縁のある日だと感じ入った。(和尚がご縁を頂いている信貴山は毘沙門天がご本尊の山なのだ)
最後の立木山寺は、轟々と波音を立てる瀬田川の南郷にある。弘法大師が来られた時、光を放つ霊木が目にとまり、奇異に思っていると、白い牡鹿が現れ、大師を背に瀬田川を跳び渡り霊木に導いて、観音様に姿を変えたと云う。弘法大師は、自らの大厄に当たり導かれたと喜ばれ、人の厄難を救う願いを込めて、立木のままの霊木に聖観音を刻まれたと云う。川沿いの国道から、石段を800段余、一汗かいてのお参りだった。合掌
立木山寺にて 秋雨や 波音高き 瀬田の川
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