平成28年9月10~13日
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国分寺山門 |
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青龍寺の不動像 |
母校・善通寺一高の同窓会役員会が10日に開催され、13日に四国霊場会の先達大会が高松で開催されると云うので、この機会に遍路旅をしようと決めた。10日の早朝マイカーで出発、母校を目指す。10時半からの役員会に出席し、昼食を頂いて土佐路を目指す。1時間強で29番国分寺着。土佐の苔寺とも云われる良く整備された札所だ。30番善楽寺は、土佐一宮の別当寺とあって土佐神社の東隣に隣接している。梅見地蔵も名高い。31番竹林寺は、和尚の大好きなお寺のひとつ。四季折々に境内は美しく、五重塔を石段下から眺めるのが格別なのだ。ご本尊が三大文殊菩薩のひとつで、「坊さん、かんざし買うを見た」と歌われる坊さんは、塔頭の僧・純信と云う。郷土史家の本を読むと、かんざしを買ったのは弟子僧で、純信は破門にするのだが、かんざしを贈られたお馬さんは、純信の方に一目惚れし、恋に落ちたと云う。本日の打ち止めは32番禅師峰寺、弘法大師開基の寺で、海上安全に霊験があり「船魂観音」と云われる十一面観音がご本尊。16時半近くで、掃除を終えたばかり、「火は使わないで」と声を掛けられた。お宿は高知市内のタウン本町、ホテルに紹介してもらった「まことや」で舌鼓。
11日 難所の35番清瀧寺へ。狭い参道を登るのだが、日曜日とあってかお参りのマイカーが多い。
登りも下りも離合に苦労させられた。34番種間寺の駐車場もマイカーで溢れている。安産祈願の柄杓を見ると、やはり高齢出産が目に着く。36番青龍寺の石段を登る。かっての横綱朝青龍もうさぎ跳びで足腰を鍛えた明徳義塾高のトレーニング場だ。下りはスロープを使い恵果堂に出るのが安全だ。境内の参拝客にそのルートを教えて差し上げる。折角の高知なので、高知城の天守閣まで足を延ばしてみた。最上階まで登ると殿様の領地を見下ろす感じがよくわかる。打ち止めは、33番雪蹊寺。境内の露店でクジラ肉のジャーキーをお酒のつまみにと買い込み、お昼の店を推薦してもらう。高速道路に向かう途中に美味しいうどん屋があるという。遅めの昼食を摂って善通寺グランドホテルへ。幼馴染と夕食を共にし、そしてカラオケスナックで閉店まで。
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雲辺寺の涅槃釈迦像 |
12日 讃岐「涅槃の道場」の始まり66番雲辺寺から。ロープウエイに車椅子に案山子を乗せたお遍路さん、車椅子対応の検証に廻っているというのだ。「田尾さんですか」と声を掛けられ、ご挨拶すると、何と奈良県王寺町の灘健二さん。へんろ紙上の俳壇の常連メンバーでお寺の幕などでよく見かけるお名前なのだ。110回と書かれた錦の納め札を頂いた。67番大興寺から同じ境内に二札所がある68番神恵院と69番観音寺へと車を走らせる。お昼は観音寺グランドホテルの「磯の茶屋」、超満員で、何事かと思ったら、老人ホームのメンバーと思しき一行が皆さんで食事に来られていたようだ。70番本山寺は、五重塔の大修理中。ご本尊は四国唯一の馬頭観音。雨模様となったが、71番弥谷寺へ。山内バスで大師堂まで登り、まずは大師堂でお参り。今は、奥のお大師さんの学問所(獅子の岩屋)前で、お勤めするようになっていた。雨も上がったので、本堂への石段を登る。岩肌に刻まれた磨崖佛は阿弥陀三尊だ。帰路は、俳句茶屋を覗こうと歩いて下ったのだが、店は閉まっていた。ここで打ち止めて、高松の「ニューグランデみまつ」へ。途中、「鳥坂まんじゅう」を女性軍のお土産に仕入れる。明日の全国大会に参加する姉さん先達二人と地元さぬき市の姉弟子先達がご歓談中だ。秋刀魚の刺身を頂くと案内された炉端焼きのお店で、料理を堪能。すっかり御馳走になってしまった。
13日 朝食後、フェリー乗り場近くの「レクザムホール」(県民ホール)ヘ。猛烈な雨が降っている。信貴山千手院から預かってきたご接待のテッシュペパーを降ろし、目の前の駐車場ビルへ。来場する先達たちへ、千手院の佐々木尼と姉さん先達二人がテッシュを配る。和尚は席を確保し、三人の先達仲間を誘導。大会参加者は、約600人と云うところか?500個のテッシュを配り終えてからも来場する方がまだまだいたところからの推測だ。美しい音色のオカリナ演奏の後、醍醐寺の仲田座主の特別講演を楽しみにしていたが、少し期待外れだった。合掌
秋雨や ホッと一息 水不足
薄緑 首を傾げる 若稲穂
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