2016年9月3日土曜日

新西国 5~6番+高野不動2ヶ寺

平成28年8月24日
宝亀院の井戸の説明板
姉さん先達2人と巡る新西国シリーズ。今回は、和歌山方面へ。お二人の住まいの近くで合流をと、河内長野駅に8時集合。阪和道に乗り川辺ICから5番道成寺に向かう。安珍と清姫の物語で有名なお寺、門前の駐車場から参道を歩き、石段の堤防が八の字になっている説明の看板を見ながら登る。正面に本堂、しかし、目指すは宝仏殿で、国宝の本尊千手観音など二十数体の仏様が居並ぶ。本尊の前でお勤め。安珍、清姫の物語を題材にして、能楽、歌舞伎、日舞の世界で取り上げられ散るので、その舞台姿の写真や錦絵が数多く飾られている。見事なものだ。駐車場横のお店に蜂蜜の瓶が並んでいる。気になって覗くと、蜜柑のみの蜂蜜と云うので、衝動買い。(1600円)
阪和道に戻り、和歌山ICから高野山を目指す。昼時となり、まずは腹ごしらえといつもお世話になる中本名玉堂で食事。6番宝亀院の進入口を教えてもらう。「御衣寺」と云うように、弘法大師の衣更え法要に使われる水を汲む井戸があるのだ。醍醐天皇勅願にて観賢僧正が開基し、その井戸も僧正が掘ったと云う。有り難くその霊水を戴いた。折角高野山に登ったので、近畿三十六不動の2ヶ寺も廻りたいとの和尚の希望で、南院の波切不動と明王院の赤不動を拝観することに。南院のご住職は、高野山大学同窓会長で、和尚は大学院通信課程支部の支部長である。折り良く御目にかかれ御挨拶出来てラッキーだった。明王院を廻って、下山の途中に根付きの高野槙を見つけた。話を聞くと、野のものなので、肥料は駄目、しかも水も10月になれば控えるようにとのこと。それで、根腐れし易いとの風評の原因が理解できた。(1600円)九度山の道の駅に立ち寄って、姉さん先達を橋本駅に送り、お別れ。9月は鞍馬から比叡山にかけての5ヶ寺が目標。合掌

 道場寺にて  秋近し 舞台姿や 道成寺
道成寺の山門

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