2016年4月13日水曜日

読売三重 西国4回 10~14番 名張発

平成28年4月10日
醍醐寺の櫻と五重塔

読売旅行から出ている4台の内の3号車が、名張~桔梗が丘~名阪上野ドライブインのルート。和尚は、最寄りの五位堂から始発電車で名張に向かう。6時半頃到着、バスもすぐに着いて、お客様を待ち受ける。更に2ヶ所廻って、11番醍醐寺を目指すのだが、ドライバーさんのルートは、新名神甲南ICから京都東ICを利用する。なるほど、早い。開門の9時前に山門に着いた。既に、名残りの醍醐の櫻を見ようと、個人客が並んでいる。我々は、団体の一番手として入場し、金堂など諸堂を解説しながら、奥の観音堂へ。お勤めの後は、各自で自由に拝観していただく。その為に、先に説明しておいた訳だ。日曜日とあってかお客様の出足も早い。駐車場は観光バスで一杯となっている。10番三室戸寺は、有名な花の寺だが、この時期は見るべきものはない。来月あたりは、シャクナゲで、盛況のはずだ。12番岩間寺(正法寺)へ。松尾芭蕉の「古池や・・・」の池のあるお寺と説明し、本堂に上がる。本堂から護摩堂と案内するが、その間にあるのが、件の古池だ。
石山寺門前の「洗心寮」で蜆飯の昼食後、13番石山寺へ。三十三年に一度のご開帳とあって、凄い人だ。下陣の納経所は数10人の長い列。外陣からも大きな二臂の如意輪観音が良く見える。経堂、多宝塔、月見亭、普賢院跡、大師堂、大黒堂と1巡してバスに戻り、添乗員の納経を待つ。時間がかかっているようなので、お念珠の話などさせていただく。打ち止めは、14番三井寺(園城寺)。観音堂への石段を登り始めると、賑やかな江州音頭が聞こえてくる。なんと、観音堂前の広場で「観櫻会ライヴ」と称して歌い踊っている。その姿も、動物の着ぐるみやさまざまなコスプレ姿で輪になって踊っているのだ。お堂に上がると、こちらも脇侍の毘沙門天、愛染明王共々ご開帳だ。金堂にも上がり、本尊弥勒菩薩のご真言を唱え、諸尊の説明をしながら一周する。三井の晩鐘の音色を堪能し、釈迦堂へ。皆で、ご真言を唱えるが「オン ノウマクサマンダ ボダナンバク ソワカ」と「オン」「ソワカ」が付いているのが、天台らしい。
15時40分に三井寺出発。名阪上野ドライブイン、桔梗が丘と廻って名張17時35分。明るい内に辿りついた。曇り空で、暑くも寒くもなく、名残の櫻もたっぷり楽しんで、良いお参りとなった。合掌

 岩間寺にて  古池や 櫻散り入る 岩間寺

 三井寺にて  江州の 音頭流るる 観櫻会
三井寺金堂と櫻

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