2010年9月8日水曜日

四国6回 32~37番 堺発



平成22年9月6~7日

堺から乗車、御客様は34名。聞けば、約半分が和尚と一緒だったことがあるという。3度目という方や2年振りの2周目という方も。7時50分出発だが高速の流れも良く、三木SAに9時前、豊浜SAに11時過ぎに到着した。早めの昼食を取るが、お弁当は一富士の「味辯」と名づけた松花堂弁当というか幕の内弁当というかいずれにしても豪華版。初日の御参りは、35番清滝寺~36番青龍寺~37番岩本寺と順打ちで行くことに。12時半、スパーマルナカの駐車場で、マイクロやタクシーに分乗して清滝寺に登る。清滝寺の境内に建つ薬師如来像の台座が戒壇巡りになっている。漆黒の闇の中を、キャーキャー言いながら一巡、本当の闇を経験することはあまりないので、結構恐いようだ。閉所恐怖症だという2名が棄権、これは賢明です。36番青龍寺へは、三陽荘のマイクロが送迎のサービス、しかも茶菓の御接待付きだ。大相撲の朝青龍関などが明徳義塾高時代にトレーニングしたという本堂までの石段を登ると本堂、大師堂がある。なんと御開帳しているではないか。和尚も20回以上御参りにきているが、初めての経験だ。聞けば、今日は旧暦の28日で、お不動さまの日。月に一度の御開帳という。下りは坂道を通り、「恵果堂」に。弘法大師の師・真言七祖の恵果阿闍梨をおまつりしている。16時前に37番岩本寺到着、御本尊が5体いらっしゃるので、不動、観音、阿弥陀、薬師、地蔵の順に御真言を唱える。駐車場横の手作りアイスクリームの店「此処や」で名物のアイスクリームをいただく。バニラ、青のり、しょうが、ミルク、イチゴ、抹茶の6つの味から2つ選ぶ。珍しいせいか圧倒的にしょうが味が人気だ。また、カップコーンが香ばしくて美味しい。18時過ぎに「ホテル南水」着。夕食は、カツオのたたきを生ニンニクたっぷりで頂く。「ホテル南水」は、坂本龍馬の屋敷跡に建つ。全館、龍馬づくしの宿だ。7階の展望風呂で、顔なじみのお客さんと二人、親鸞上人の「悪人正機説」について語り合う。
二日目は、34番種間寺~33番雪蹊寺~32番禅師峰寺と逆打ち。途中、桂浜見学が付いている。折からの台風9号の影響で、高知の降水確率は30~40%、雨が降ったり、日が差したりとすっきりしない一日だが、ありがたいことに、我々が御参りの時には、雨があがり、二日間結局傘は使わずに済んだ。桂浜には、波が打ち寄せ、「波打ち際には近よらないように」との放送が流れてくる。午前中に、すべて打ち終わり、昼食は日本サンゴセンター。館内大改装で、まるでサンゴの展示舘と化している。見ごたえのある展示内容だ。帰路も、スムースで、堺に17時前に到着。これには驚いた。合掌
(写真は、御開帳の青龍寺本堂と禅師峯寺の不動明王)

1 件のコメント:

  1. 松花堂弁当の由来:
    江戸時代初期の石清水八幡宮の社僧・松花堂昭乗が農家の種入れとして使っていた器をヒントに箱を十字に仕切った絵具箱を考案した。
    昭和初期、喜志宮家の大阪・桜の宮の茶室「松花堂」で茶事が催された折、「吉兆」の創始者・湯木貞一が喜志家の当主・喜志奈良二郎より、この器で茶懐石の弁当を作るよう命ぜられ、後にこれが話題となり「松花堂弁当」の名が広まった。

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