2010年9月23日木曜日
四国9回 52~59番 京都発
平成22年9月21~22日
久しぶりに京都駅八条口から乗車することになった。近鉄経由かJR経由かで迷ったが、スタートが20分遅くても良いJRルートを選んだ。その代わり乗り換えが多くなる。お客様は38名、バスは明星観光で、ドライバー2名制だ。予定より早く8時3分に出発、龍野西、豊浜SAでトイレ休憩。吉備で積み込んだ西川荘のお弁当をいただいて55番南光坊に13時20分に到着。折から大師堂が修理中で10月一杯はかかる模様、そんな訳で御大師様は本堂に仮安置されている。大門の四天王像に案内すると、その豪壮さに声があがる。今回のお客様は、総じて高年齢で、列が長くなりそうな気配がある。そこでいつも先頭を歩く和尚だが、今回は最後尾につく事にした。54番延命寺、58番仙遊寺、57番栄福寺と廻って、まだ余裕があるので56番泰山寺も打つことに。栄福寺門前の田中人形店は「姫だるま」の製造元だが、お念珠も安い。お店から「風防安全蝋燭立」をいただいた。瀬戸焼でデザインもよく、屋外の法要に最適だ。早速、23日の撥遣法要に使わせてもらうことに決めた。今治市内の街路樹は、百日紅が多く珍しい。紅を中心に白い花もあって目を奪われる見事さだ。
遍路来て 街路につづく 百日紅(さるすべり) 秀寛
お宿は、道後温泉・つかさビューホテル。和尚は初めての宿泊だ。高台にあって、露天風呂付きの展望大浴場からの夜景が素晴らしい。2日目は8時出発。52番太山寺へ向かう。和尚は朝一番に太山寺にお参りするのが、最高だと思っている。駐車場から、急坂を登って本堂に行くのだが、緑に包まれ、まるで森林浴。朝の澄んだ空気を胸一杯に吸い込み、生かされている自分に感謝する一瞬だ。国宝の本堂は鎌倉時代の建立で、真野長者の創建から数えて3代目だ。納経所前の「一畑薬師」に案内すると、納め札に「め」を年の数だけ書き込んで用意しているお客さまも。53番圓明寺は、左甚五郎の龍やキリシタン石塔も有名だが、和尚のご推薦は、大師堂の鬼がわら。その精緻な作風は、まさに芸術品だ。「愛媛菓子処 お菓子舘」に立ち寄り、「りんりんパーク」で昼食。13時前に打ち止めの59番国分寺へ。御参り後の「握手修行大師」と「薬壺(やっこ)」に長い列が出来た。帰路は、しまなみ海道。大三島の「しまなみ宝船」でトイレ休憩、聞けば今年は天候不順でミカンの出荷が遅れているとか。西宮山口付近で立て続けに3件の事故発生で渋滞との情報、阪神高速7号線に迂回した結果、ほぼ予定通り19時半に八条口に到着。添乗員とドライバーさんの好判断に拍手。合掌
(写真は、国分寺の握手修行大師と薬壺)
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