2009年6月12日金曜日

小雨の高野山

平成21年6月10日

電通関西支社の社友会(OB会)主催のバスツアーで高野山を案内することになった。和尚をいれて総勢20名(男女半々)、大先輩とそのご家族、友人で和尚が最若輩だ。8時半に電通集合、バスは奈良観光バス(大西ドライバー、瀬川ガイド)。
和尚が用意した資料は
①高野山縁起(後宇多法皇御幸記を中心に)
②高野七口の地図(七つの登山道)
③山内案内図
④訓読み般若心経
⑤自由訳・般若心経(2005年 新井満)
⑥勤行次第
バスは阪和道泉南ICを下り、根来街道、かつらぎ町、国道480号を経由して高野山へ。トンネルの開通で、従来の九度山ルートに比べ、曲がりくねりが少なくうんと楽になった。
根来寺を通過する際に、新義真言宗や興教大師覚鑁について解説。一度の休憩で、11時ごろに壇上伽藍に到着。大塔に入堂して五智如来を拝す。
昼食は、いつもお世話になる「無量光院」で精進料理。皆、寺生の内海師のお酌で麦般若、般若湯をいただく。大先輩達はご満悦の表情。内海師は、和尚が大学道場で修行中の折の指導員の一人、目下「無量光院」の寺生として大学院に通っている。いつもお世話になり有り難し。

小雨の中を「中の橋」から「奥の院」への参道を歩く。各企業の供養塔や各宗始祖の墓、諸大名の墓などが続く。奥の院参拝がはじめての方は、感動しきり。ご廟の前で、職員の話し、「インフル騒動で、参拝客が激減、誕生会の15日に向けて、毎年満員の宿坊に空きがある。はじめて比叡山の座主さんがお見えになるというのに・・・」。お陰で、社友会の一行は貸切状態の奥の院を堪能させていただいた。(和尚は納経帖持参で、14周目のご朱印をいただいた)。森下商店の名物「胡麻豆腐」などお土産を買い込み下山。

帰路、日本ではじめて全身麻酔による外科手術を行った華岡青洲の館を見学。(元診療所跡)
乳がんの手術法を図解した巻物なども展示されていた。

予定通り、17時半に電通到着。車内での飲み物からおやつまでご手配の鈴木・信岡両先輩を始めとする幹事の皆様、お疲れ様でした。

解散後、藤本・曽我見両先輩と昔馴染みの「楽苦美」で一献。久しぶりに会うラグビー仲間の露口店主は、すっきりとスリムに変身し、元気そうだ。

和尚は、お布施までいただき、申し訳けなし。次の機会には、京都・東寺の特別拝観をご案内します。合掌

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