「當嶋水際八町殺生禁断也」の碑 |
皆さん揃ったところで、上がりこんでのお参り。昨夜の雨で滑りそうな石段を気をつけて降りる。お土産物に夢中なご婦人達に「船が出るぞー」と声を掛ける。12時50分発の船に乗るためには1時間で長浜港まで走らなければならない。少しきわどいタイミングと思ったが、添乗員が電話で状況を説明すると、最悪は少し出港を遅らせてくれるという。ホッと胸を撫で下ろし、すぐにでも飛び出せる準備をする。道も空いていて、10分前に到着できた。風が少しあり、舟は揺れたが欠航する程ではなかった。お客様には、本堂でお勤めの後、宝物館、観音堂、神社と廻る旨伝え、納経所へ並ぶのだが、2人体制で、一人は団体対応、一人は個人対応と手分けしてくれているのだが、いかんせん丁寧で時間がかかる。和尚は、宝物館で「面向不背の珠」の説明をするつもりが、そんな時間は取れなかった。「先達は、各自で納経所に行くように」とのお達しはあるが、団体を先導する先達は免除してもらわないとお客様の面倒が見れないということも起こりえる。困ったことだ。観音堂から神社に廻わる。「かわらけ」投げに挑戦する方も多く、楽しんでいる。2枚セットで300円、一枚にはお名前。もう一枚にはお願いごとを書き、投げてかわらけが鳥居をくぐると成就するとか。船着き場の「たつや」さんの「弁天芋餅」の話をしておいたせいか、アッという間に売り切れ、これからは、電話を入れて事前に仕込んで貰うことにする。ジャガイモがベースで「こんなの初めて、美味しいかった」と好評なのだ。(@180円)14時45分の船で長浜港へ。一度の休憩で、JR奈良着18時過ぎ、西大寺着18時25分。お別れして和尚は、エキナカの馴染みの店で喉を潤してから帰宅。天気に恵まれ最高でした。ところで、西国霊場は、先達が付いていないと「ご詠歌符」は渡してくれない規則。奈良の方は近いので個人でお参りして、ご詠歌符が揃わないと云う事態に陥りやすい。声をかけると、4名がそんな状態だった。その方達へは、和尚のストックを送って差し上げることにした。合掌
長命寺にて 八百余 上る石段 五月風
宝厳寺にて 夏近し 琵琶湖に浮かぶ 宝厳寺
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