根香寺の紅白の梅 |
地元の先達仲間が訪ねて来てくれて、善根宿「うたんぐら」にお誘いを受ける。佐賀市から「風の唄ひ人・真柄征侑」さんが滞在中という。「うたんぐら」を紹介するし、唄も聞こうと云うのだ。「うたんぐら」は、郷照寺から東へ300mのところにある。朝食とお昼のおにぎりが付いて1泊1000円、歩き遍路の利用者が多いと云う。ほとんど口コミのようだ。訪ねると、宴が盛り上がっているところ、ぼつぼつ唄おうかというタイミングだ。ギターをつま弾きながらの3曲、しみじみと聞かせていただいた。和尚もおかえしにと、空海作「後夜聞仏法僧鳥」を一吟。ホテルのお風呂に間に合うように失礼させていただいたが、心温まるおもてなしに感謝。
24日 73番一宮寺からスタート。「地獄の釜の音」を聞くように最初に説明してからお参り。その後は、87番長尾寺から逆打ちで廻り、大窪寺へ向かうこととした。長尾寺は静御前得度の寺、剃髪塚がある。本堂に彫刻された「箒」をもとに、ひたすら掃除を続け羅漢に至った弟子の話をしておいた。86番志度寺では、海女の墓に案内、藤原不比等との物語だ。85番八栗寺のケーブルで合唱するため、今一度「いろは歌」のCDを流す。ケーブルで歌いながら外を見るとよもぎ餅の樫原さんが店先で手を振っている。昨日予約したよもぎ餅をバスに届けてくれたようだ。ここのよもぎ餅を35箱発注しておいたのだ。手造りで一個100円、餡子たっぷりだと120円というので5個入り600円をお客様にお話しすると、それだけの申し込みがあったと云う訳だ。大師堂は、ご開張中だった。お昼近くになったが、85番屋島寺まで、打たせて貰う。昼食会場は、山門の近くだ。おなかの落ち着いたところで、結願所88番大窪寺へ。結願の証を10名ほどお願いしていると云うので、記念撮影の後、名前の確認をして頂く。和尚も納経所で出向き、新任先達の申請書を貰い添乗員に預けておいたのだが、置き忘れてきたと云う。飛猿閣でお茶のご接待を受け、15時15分過ぎ出発。1番霊山寺へむかう。霊山寺の満願の証を希望する方もいて、本堂での御勤めの後、尼僧さんから一人一人授与された。
長尾寺静御前撮影ボード(和尚のおふざけ) |
根香寺にて 紅白の 梅の残り香 根香寺や
「うたんぐら」にて 春宵や 善根宿の 縁宴(えにしえん)
大窪寺にて 花冷えや 八十八番 結願寺
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