2016年11月9日水曜日

逆打ち6回 55~46番 生駒発

平成28年11月1~2日

石手寺の船供養
生駒から添乗、41名のお客様と伊予路に向かう。阪神高速神戸線のリニュウアル工事の影響で、大渋滞、吹田まで1時間を要し、淡路SAに10時前に到着。鳴門西でお弁当をpick up、吉野川SAで休憩後、55番南光坊に13時半到着した。いよいよお参りの開始だ。大門の四天王様が隆々として凛と立っている。ここだけはぜひにと案内する。ここから54番延命寺までは、海岸線を走ること1時間、ご本尊は不動明王。まだお客様は、ご真言が苦手のようなので、リズムの練習から。駐車場の猫が、人馴れして摺り寄って来る。ご婦人たちに人気だ。53番圓明寺は、見どころが多い。左甚五郎の龍や芸術的な菊間瓦の大師堂、そして隠れキリシタンの石像などだ。何とか52番太山寺に16時半にたどり着いた。やれやれだ。長いだらだらと登る参道を歩み本堂へ。一夜建立の本堂は国宝で、秘仏の仏様は行基作の十一面観音を中心に歴代天皇が奉納した十一面観音が3体づつ左右に並び7体あると云う。大師堂では、丸い礎石の柱受け穴の周囲をタワシで擦る。いつしか痔に効くといわれているのだ。法隆寺を模したという太子堂を拝んで、参道を下り一畑薬師で眼の祈願。お宿の道後温泉ホテル・ルナパークへ。夕食は、いつもの鯛尽くし。和尚は、兜煮と釜飯のファンなのだ。道後の夜の楽しみ方をご案内しておいたので、食後は皆さん散策に出かけられたようだ。和尚も、また伊予絣のシャツを衝動買いしてしまった。
2日 51番石手寺からスタート。境内の中央に船型の飾りつけがあり、小旗に祈願を書きつけた物が、沢山差してある。8日に御焚き上げする船供養だと、写真屋さんが教えてくれた。一日2回本堂に入りお参りできるようだったが、我々の時間帯ではなかった。50番繁多寺は、スカッとした好きな寺の一つ。豊山派の寺で、興行大師の像が大師堂前に鎮座する。地元では「畑寺」で通る。49番浄土寺は空也上人縁の寺。48番西林寺を経て、47番八坂寺へは、道が狭く数100m歩いての参拝だ。閻魔堂の脇の地獄、極楽の道を案内して大師堂へ。衛門三郎の里で休憩して打ち止めの46番浄瑠璃寺へ向かう。山門横に子規の句碑が立つ。「永き日や衛門三郎浄瑠璃寺」とあるように衛門三郎の屋敷跡が近くにある。大師堂で、弘法大師の誕生仏を順に抱いて、13時前に打ち止め。「しこくや」で遅めの昼食を摂り、帰路に。ドライバーさんの好判断もあって、19半頃生駒着。
合掌

 子規の里 一句めぐらす 秋遍路

 紅葉色 彩る明石大橋や

 三日月に 寄り添う星や 淡路島

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