金剛頂寺 本堂 |
生駒から44名のお客様と8時15分出発。阪急からは3台出ているという。今日は、お天気だが、台風18号が済州島あたりに居て、東に廻り北九州から中国地方を通り、東北から太平洋に抜けるという予報が出ている。明日の雨は必至なので、今日中に27番神峯寺は打ちたい。3ヶ寺の予定を4ヶ寺廻りたいと云う訳だ。残りの2台は、楽勝だが、奈良組は最終組になるので不安がある。吉野川HWOで昼食、30番善楽寺に13時過ぎに到着、阪急2組にもう1組が境内に居る。しかし、流れは良く、30分ほどで、29番国分寺に向かうことができた。土佐の苔寺とも云われる美しく整備された境内だ。「酒断地蔵」の説明をしたが、断酒祈願の御参りをする方はいなかった。28番大日寺は、急な坂道を登る。ここでどの位時間を要するかがポイントと話していたが、お客様の協力で、40分ほどでクリアー。15時35分27番神峯寺へ向けて出発できた。台風のこともあって、お寺もタクシーも待っていてくれるという。国道沿いのタクシーとの乗り換えポイントに16時20分到着、しかし、ピストン運転中のタクシーがなかなかやってこない。この間に、トイレや買い物を済ませてもらい、順に登る。神峯の霊水を汲み、本堂、大師堂と巡って、17時45分。有り難いことにお寺やタクシーが待ってくれたお陰で、無事4ヶ寺廻ることが出来た。お宿は、土佐ロイヤルホテル。和尚は、法人メンバーでもあるので、コピー代の値引き交渉、@20円を@10円にしていただき、お客様に般若心経の資料を用意ことができた。
5日 台風の雨の中を7時45分出発、26番金剛頂寺へ向かう。添乗員の話し合いで、奈良組を一番に出発させてもらったのだ。9時過ぎに到着、本堂は薬師如来の眷属が揃い堂々たるもの。駐車場の「はらみたや」のアイスクリンがよく売れる。25番津照寺の石段を登る。踏み幅が狭く、雨にも濡れて、歩きにくい。特に、下りに注意と声をかける。和尚は門前で、「野根まんじゅう」を購入、お供えの後、お下がりを詩吟の生徒さんと頂くのだ。24番最御崎寺は、土佐の国の打ち止めのお寺、皆で梵鐘を衝き、大師堂横の「一畑薬師」を拝む。弘法大師の修行場といわれる御蔵洞に立ち寄ると、柵がされて洞内には入れないようになっていた。落石のせいだ。阿波の国23番薬王寺まで、海岸線を走ること1時間半ばかり。この間にお弁当をいただく。薬王寺は、和尚の師僧、東寺の砂原長者が、修行された寺でもある。本堂に上がらせていただきお勤め、格天井の絵が美しい。大師堂で、打ち止めの後、希望者を募って、瑜祇堂へ案内する。還暦坂の61段の石段を登ると絶景が待っている。堂内で五智如来の解説をし、展望台に上がろうとしたが、台風で閉鎖というので、下層の戒壇めぐりと宝物拝観に切り替える。14時10分奈良へ向けて出発。奇跡的と云うべきか、台風の最中と云うのに、御参りでは一切傘不要。移動中は雨風に見舞われても、バスを下りて御参りにかかると止んでいるのだ。和尚も、合羽も用意していたが、傘を開くこともなかった。「お客様の日頃の行いが良いせいで」とご挨拶してお別れ。結願までがんばって下さい。合掌
足早に 釣瓶落としの 遍路道
台風を ついて参るや 土佐の寺
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