栄福寺の渋柿 |
和尚と巡る一国巡りも今回で15回目、今回は和尚を含め6名の参加なので、7人乗りの乗用車をレンタルし、前にもお願いした個人タクシーのドライバーさんに運転をお願いした。
8日の夜のオレンジフェリーで東予港を目指し、朝一番から足摺岬に向かうという算段なのだ。3人の女性は、初めてお四国巡りをするグループ。船中で、お参りの概略を説明し、少しづつ馴れていただくことにする。オレンジフェリーは、レストランも大浴場もあり快適な船旅を楽しめる。22時出港、6時接岸、38番金剛福寺へ。休憩の「ゆーいんぐ四万十」で、名物の栗焼酎「ダバダ火振」やお菓子を買い込み、握りたてのおにぎりを頬張る。金剛福寺をゆっくりとお参りし、足摺岬の散策に案内する。岬のたもとが土佐清水港、「黒潮市場」で昼食。和尚は、いつもの「マグロのかぶと煮」を購入する。39番延光寺では、赤亀のご朱印を道中着の背に頂く。初日の打ち止めは40番観自在寺、大師堂を一周して八十八ヶ所のお砂踏みだ。お宿は宇和島グランドホテル、夕食は「ほづみ亭」を予約してある。宇和島に泊まる目的は、ここでの食事にある。山海の珍味が堪能できるからだ。いつもながらの大満足。
浄土寺の山門 |
11日 まずは、51番石手寺から。棕櫚堂が、早々と店を開けており、ご挨拶。棕櫚の座敷箒をいただいた。分院で使わせていただくことに。聞けば、中国人の団体の爆買いで、仏壇磨きなどほとんど無い状態とか。50番繁多寺、49番浄土寺とまわり、53番圓明寺へ。ここにお弁当を運んで貰っていたのだ。見どころの多いお寺で、本堂の左甚五郎の龍やキリシタン灯籠、大師堂の瓦も芸術品級。おトイレも一見土蔵風のデザインで楽しい。52番太山寺も、山門近くの駐車場まで上がる。国宝の本堂、大師堂、鐘楼の地獄絵、聖徳太子堂など廻って納経所へ。その前に、一畑薬師が勧請されている。左手に瀬戸内海を眺めながらのお弁当、今治へ向かう。54番延命寺は、本堂の大改修中で、ご本尊は薬師堂に仮安置。本尊さんはどこかと迷うお遍路もちらほら。55番南光坊の四天王さんの前で記念撮影。納経所で、和尚の納経帖を開いて、「これは私の字です」と懐かしそうだ。56番泰山寺、57番栄福寺と廻って、58番仙遊寺への参道を上る。栄福寺の住職の書いた本が映画化されている。書店の店員をしていて、祖父の後を継いで住職になるという話で、なかなか楽しい本だった。59番国分寺で16時打ち止め。ドライバーさんが、警察署で事故証明を書いて貰うという。実は、仙遊寺の転回場所で、フロントが縁石に接触したのだが、見ると結構凹んでいる。警察は、その縁石の写真を撮ってこいと云う。仙遊寺に戻り、撮影して今治警察署へ。それでも1時間ほどのロスタイムで済んだ。お疲れ様でした。次回は、3月27~31日です。合掌
握りたて 土佐の新米 頬張りぬ
明石寺 老僧銀杏の 落葉掃き
大寶寺 経読む遍路に 落葉かな
稚児大師 抱ゐて祈るや 秋遍路
0 件のコメント:
コメントを投稿