岩屋寺の拝殿(後ろの岩山がご本尊不動明王) |
10日は、残り8ヶ寺。明石組と調整して、和尚らは53番圓明寺~52番太山寺~51番石手寺と打つことに。圓明寺は、左甚五郎の龍や大師堂の屋根瓦の意匠、マリア観音など見どころの多い札所、本堂の柱に掲げられた看板「即滅無量罪 現受無比楽」について解説する。52番太山寺は駐車場から500mほど登って本堂、豊後の真野長者が「一夜建立」してから3度目の建立で、鎌倉時代の国宝である。参道は、まるで森林浴だ。鬼ヤンマが眼の前をかすめびっくりさせられる。大師堂から聖徳太子堂とまわり、「一畑薬師」へ案内する。出雲から勧請した眼のお薬師さんだ。51番石手寺は、松山で最も有名な札所で、観光スポットでもある。国宝の仁王門をくぐり、重文の三重塔をバックに記念撮影。本堂~大師堂~宝物館~釈尊の庭と案内する。宝物館の目玉は「衛門三郎再来の石」、「安養寺」から「石手寺」と改名した縁の石なのだ。気がつくと11時前、慌てて47番八坂寺へバスを走らせる。お弁当屋さんと待ち合わせの時間だ。八坂寺と46番浄瑠璃寺を打って遅めの昼食。お客様から石手寺に菅笠を置き忘れたとの声、写真屋さんに電話をして探してもらい納経所で発見。打ち止めの50番繁多寺に届けてくれるという。感謝、感謝。48番西林寺、49番浄土寺、50番繁多寺とまわり、打ち止めは15時。繁多寺では、興教大師についてお話をする。「ハタダのお菓子館」に立ち寄り、石鎚山系の伏流水をペットボトルにいただく。
徳島道を走行中に、1時間ほど前を走っているはずの明石組のバスが路肩に停車し、交通整理がされているのに気がつい。何らかのトラブル発生の模様。電話で確認すると後続のバスに接触され、エンジントラブル。バスの乗り換えなど大変だった様子。幸い、怪我をされた方はいない。生駒着21時。さらに西大寺やJR奈良へ帰るお客様をお見送り、お疲れ様でした。合掌
太山寺にて 太山寺 羽を光らせ 鬼ヤンマ
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