2010年11月11日木曜日

四国5回 24番~31番


平成22年11月8~9日

西大寺から42名のお客様と共に、出発した。「前に、ご一緒だった方は?」と聞くとなんと35名以上が手を上げた。こうなると同じ話をする訳にもいかないと、思案させられた。予定では、初日は3ヶ寺なのだが、昼食を吉野川ハイウエイオアシスで摂るというので時間がいつもより短縮されそう、がんばって4ヶ寺廻る計画で30番善楽寺より打ち始める。31番竹林寺、29番国分寺、28番大日寺と廻って打ち止めが丁度17時。大日寺は、こだわりがあって、ご本尊大日如来のご真言は、「オン・バザラダトバン」と金剛界真言を唱える。(通常は、「オン・アビラウンケン・バザラダトバン」と両部のご真言を唱える)近くに「龍馬歴史館」がある。言うなれば、龍馬の生涯を蝋人形で表現しているものだ。結構評判が良く、見学の希望者も多い。お宿は、ホテル南水に30名ほど、残りは添乗チームと共にホテル高砂に分宿となった。美味しい鰹のタタキをいただいて和尚は大満足。2日目は、ホテル高砂からホテル南水と廻って27番高峯寺から。土佐の名水で名高く、昨日からお持ち帰りのペットボトルを持参するように話をしていたので、殆んどのお客様が、準備されていた。昨日は、ポカポカ陽気で、お参りに日陰を求めたが、今日は、強風波浪注意報発令で、前日比ー7度の寒い日となった。バスからタクシーに乗り換える駐車場に、いつもの海産物を売る車が店を出し、お客様の人気を呼んでいた。和尚も「めざしとチリメンジャコ」のご接待にあずかった。26番金剛頂寺の本堂は、本尊薬師如来、脇侍の日光・月光菩薩、十二神将と眷属が揃い、右に護摩壇・不動明王、左に愛染明王の壇に正面の壇と、見事な荘厳だ。正面左右の両曼荼羅や5色の幕など、しっかりと説明させていただいた。駐車場の一角には、列車の貨車を活用した「はらみたや」が店を出している。我々がバスで登る時に必ず電話して、下りてくるバスがいないかいつも確認させてもらっている。この店の名物は田舎風味のアイスクリーム、ほぼ全員が列をなして買い求めた。和尚の遍路本「よう、おまいり」も6冊お買い上げ。25番津照寺までの間に、お弁当を頂く。本堂までまっすぐ登る急な石段に息を弾ませながら、おまいりを済ませると、打ち止めの24番最御崎寺へ。大師堂左手の「一畑薬師」が眼病平癒の仏様だと説明すると、とたんに長い列ができた。歳を経ると和尚もそうだが、どうしても目が不具合になる。「一畑薬師」は出雲から請来されたもので、お四国では52番太山寺にもお堂がある。大師ご宝号を七遍唱えて打ち止めた。御厨人窟(御蔵洞)に入り、大師のご修行を偲ぶ。日和佐道の駅、淡路南PA,淡路HOで休憩し、西大寺へ向かうのだが、阪神高速神戸線が工事で通行止め、北神戸線~中国道~近畿道のルートを取るが、いつも渋滞する宝塚トンネル付近の渋滞もなく、快調に走り20時半には西大寺に到着した。合掌

   御蔵洞にて  空と海   偲ぶ空海    秋遍路
   竹林寺にて  秋の陽に  映える朱色や  五重塔
   高峯寺にて  名水や   枯れ葉ひとひら こうのみね
   金剛頂寺にて ひっそりと 新芽顔だす   奴草

(写真は神峯寺の報恩の碑)

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