2010年7月8日木曜日

四国4回 17番~18番


平成22年7月5日

堺から四国4回・阿波の国の最終コースに添乗した。お客様は29名。まずは17番井戸寺へ向かう。蜂須賀公の大谷別邸の御門を移築した豪壮な山門をくぐって本堂へ。本堂を守るおば様と久しぶりのご挨拶を交わす。いつ拝んでも、ここの七佛薬師には圧倒される。大師堂から日切り大師堂とまわる頃になると、お客様も気分的にほぐれてきた様子だ。少し早めのお弁当をいただきながら20番鶴林寺へのミカン山を登る。日本観光中山ドライバーは、このコースは初めてとのことで、相当緊張している。梅雨空で、曇っているため視界は良くない。鶴林寺から21番太龍寺ロープウエイへの道も、道幅が狭い上に木々の枝が道路に被さりバスはノロノロ運転を余儀なくされる。「もう肩がパンパンですよ」とは、中山ドライバー。「さすがプロはすごいねェ」とは、お客さん。お陰で、22番平等寺まで廻ることができた。残念だったのは、ロープウエイや太龍寺の大師堂辺りから、鶴林寺の三重塔が見えなかったこと。16時45分初日を打ち上げ、宿の偕楽園へ。6日は余裕をもって8時出発、午前中に18番恩山寺、19番立江寺、23番薬王寺と廻る計画。恩山寺周辺は、源平合戦・屋島の戦いに向かう義経軍が上陸した地点にあたり、丘に義経の騎馬像が立っていたり、「義経橋」という名の橋があったりしている。そんな訳で、義経の話をひとしきりさせてもらう。立江寺は阿波の関所寺。亭主殺しの「お京さん」の黒髪が本堂の鉦に巻きつき宙吊りとなったが、懺悔すると頭の皮ごと削げて助かったという。その黒髪を祀る黒髪堂が大師堂の右にある。こわごわ覗き込み、ため息をつく女性も。厄除けの寺として全国的に有名な薬王寺は、和尚の師僧・東寺の砂原秀遍長者の修行された寺でもある。お参り後、瑜祇塔まで還暦坂をのぼる。五智如来を参拝して、上層にあがり、海亀産卵の日和佐の海や日和佐城を望む。昼食を済ませ帰路に。休憩の「阿波之里」では、和尚定番の「青唐辛子味噌」を推奨。17時過ぎには、堺到着。本当にスムースな2日間でした。お疲れ様。合掌
(写真は、太龍寺のご廟。高野山奥の院と同じ構造になっている)

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