2009年5月24日日曜日

お遍路の合間に

平成21年5月23日
 2月13日の第2回遍路バスに参加していただいた福島区の山科和子様から往復はがきでお便りをいただいた。だるまさんの絵に添えて「難所とや つなぐ手かたし 遍路道」とある。ご夫婦でおまいりなのか、はたまたお友達とおまいりなのか、いずれにしても2回目とすれば「10番切幡寺」と思われるが、すでに31番を過ぎていられるようなので、他かも知れませんね。
 お便りは、拙書「よう、おまいり」をごらんいたただきながらのバス遍路中に、同行の方から「その本は、どこで求められるか?」と尋ねられ、32番以降での販売所のお問い合わせをいただいたもの。
感謝、感激。さっそく、数ヶ所のポイントをお知らせしました。ご愛読ありがとうございます。
 折も折り、一本の電話。大和西大寺駅の公衆電話からで、今からお寺に行きたいがどう行けば良いかとのお問い合わせ。慌てて、寺に駆けつけお話をうかがった。倉敷市の公木さんとおっしゃる81歳の御婦人で、産経新聞に掲載された和尚のインタビュー記事をご覧になり、同じ香川県出身と言うことで、在阪中の時間をさいてお越しいただいた。どこにご縁が転がっているかと、感じいった次第。

 また、大阪早稲田倶楽部の宮本巌(昭36年政経)先輩より訳書「アーミッシュ カントリークッキング」
と「声石」第80号が送られてきた。ご本は、モンタナ州クーテナイ河西岸に住むアーミッシュの人々の大好きな料理を紹介したアンディ&ミイリ・ヨーダー著の本を先輩が訳し出版したもので、(社)日本図書館協会の選定図書となっている。料理のレシピも勿論だが、挿入されている敬虔なアーミッシュの人々に伝わる詩や短いことわざ(?)が心を打つ素晴らしいものだ。
 たとえばー
 「本当にいい友達とは、あなたをいつもあなたでいさせてくれて、それにもかかわらずあなたのことを好きでいてくれる友達のことをいいます。」とか
 「愛のために結婚するのは、少し危険かもしれません。でも、それはとても誠実なことなので、神様もそういう結婚には微笑まないではいられないのです。」とか・・・・・・
 同封された「声石」は、和尚が真言僧であるところから宗祖空海にまつわる記事が掲載されているのでとお心遣いいただいたもの。この記事は、成田シティジャーナル新聞編集者中島尚彦氏の書かれたもので、『日本語とヘブライ語のコラボレーションー君が代の由来』と題されている。
 「君が代」は日本語だけでなく、西アジアの言語であるヘブライ語でも歌うことができ、ヘブライ語の意味の方が明快でユダヤ民族の信仰告白が含められてとのこと。また古謡「さくらさくら」も同様にヘブライ語に置き換えることが可能で、このような詩が複数生まれたのには、両語に精通した人物が存在したと考えられ、その人の可能性がもっとも高いのが弘法大師・空海というのです。確かに空海は、当時最大の国際都市長安で学びましたから、当然いろいろな宗教にも造詣が深かったことは事実です。
 詳しい内容は置きますが、「君が代」の歌詞をそのままヘブライ語読みし、訳するとどんな歌詞になるか?それは
      「神の選民シオンの民は
       選民として喜べ 
       人類に救いが訪れ
       神の予言が成就した
       全地にあまねく宣べ伝えよ
       立ち上がれ、神を讃えよ」  となるというのです。驚きです。

 明日から2泊3日で阪急トラピックス(中部)主催の遍路ツアーに添乗してきます。またまた新しい「ご縁」をいただきにまいります。 合掌

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