2017年3月7日火曜日

土佐から讃岐へ

平成29年3月4~6日

大日寺の鐘楼と紅白梅
遍路記録をパソコンで整理しているのだが、バランスの良くないところを修正しようとハンドルを握った。中国道を選んだのが失敗で、10kmの渋滞に巻き込まれ淡路島まで2時間ほど要した。朝食をと思い、カリカリカレーパン(280円)を求めたが、これは最高。日和佐に12時頃到着、セルフうどん「とば作」に飛び込む。13時過ぎに「みくろ洞」に着いたが、柵をして中には入れないようになっているのが残念だった。説明看板によると、向かって右の洞が修行の場で左が居住の場とか。24番最御崎寺には、正面から入ることに。バス遍路だと裏手からになるのだ。今日から新調した「ホラ貝」を持参した。山門前で吹き鳴らす。25番津照寺の石段は手すりを頼りに登る。26番金剛頂寺では、まずは「はらみたや」に顔を出し、奥さんにご挨拶。アイスクリンでリフレッシュしてお参りだ。土佐ロイヤルに泊まると言うと、ならば27番高峯寺までがんばりなさいと背中を押され、ひた走る。16時半ごろにたどり着いたので、先に納経所でご朱印をいただく。霊水で喉をうるおし、本堂から大師堂へ。蝋燭台などお掃除の真っ最中、声をかけて供養させていただいた。「ほったらかしの寺もあるのに、綺麗にされていますね」と声をかけると、日課にしているのだが、中々綺麗にならないとの弁。18時頃土佐ロイヤルへ。和尚は、法人メンバーカードを持っているので、ウエルカムドリンクのコーヒーを飲んでいる間に荷物は部屋に運ばれている。夕食は、「磯旅」でじゃこ天やウツボの唐揚げなどを肴にハイボールを2杯。部屋で持参の芋焼酎を下地に入れているのでこれで充分なのだ。
5日 朝風呂を楽しんでから、朝食は太平洋を眼下に見下ろしながらのバイキング。9時に出発し28番大日寺へ。鐘楼脇の紅梅と白梅が可憐だ。日曜日とあってか本堂の扉が開き、中でお参りできる。外陣に座り、彩色の大日如来を拝ませていただく。和尚は初めての経験だ。納経所で川﨑住職の書かれた「弘法大師空海と出会う」を購入。岩波新書で920円+税なのだが、900円だった。
奥の院まで足を延ばすと、霊水を大量汲んでいる家族がいる。爪彫り薬師の小堂も霊水口も改修整備されていた。高知道の22本のトンネルを抜け讃岐へ。「灸まんうどん」で腹ごしらえして、善通寺南大門前の「喫茶ことぶき」でコーヒータイム。マスターは、和尚の高校の同級生なのだ。87番長尾寺、86番志度寺を打って、善通寺グランドホテルへ。夕食は隣接の「蔵の匠」。中生一杯は、宿泊客へのサービスだ。同級の藤間流の師匠に付き合ってもらって、カキフライなどを肴に黒霧島を2杯。電話をしてみると、馴染みの「スナック道」が開いている。タクシーで駆けつけ、カラオケタイムだ。
6日 前夜に求めておいたパン、サラダ、野菜ジュースで朝食。和尚の本籍地詫間にある「長寿院」へ向かう。かっての墓所を覗くと、我が家が撤収したままの整地状態であった。心経一巻を唱え、長寿院へ。目的は、祖父母の供養。和尚も、幼稚園位の時に連れられて訪れた記憶がある。それ以来なので、65年振りになる。ご住職の菅智潤師は善通寺の宗務総長、無理を言って8時半にお願いをしたのだ。気になっていたことを一つ
済ませ、善通寺へ戻り「ことぶき」で休憩。カーナビで、「山下うどん」を目指す。うどんツアーのバスも訪れるという有名店だ。おでんもチラシも美味しかった。昼過ぎに出発するとさすがに渋滞はない。3時間半ほどで帰宅できた。合掌

 土佐ロイヤルホテルにて  春月のつかの間消ゆる露天風呂

0 件のコメント:

コメントを投稿