平成28年6月7~8日
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弥谷寺の大師像 |
名古屋からの逆打ち3回、名神草津PAで9時頃に合流となった。アシスタントと、8時にJR瀬田で待ち合わせタクシーで集合場所へ。お客様は34名、小雨降る中での出発。和尚にとってはふる里コースだ。2回程の休憩で、77番道隆寺に13時過ぎに到着。眼のお薬師さんとあって、納め札に「め」と歳の数ほど書いておくように薦めておいた。本堂には、本尊薬師如来、𦚰侍の日光・月光両菩薩さらに四天王が居並ぶ。眼のお薬師の由来は日本初の眼科医「潜徳院殿」のお堂があるからだ。門前の「サンエイ」で眼に効くお茶のご接待を受け、全員にと「キャンディ」もいただく。和尚は、夏の作務衣を購入。和尚の白作務衣はすべてサンエイ製なのだ。76番金倉寺は智証大師円珍のご誕生所、大師堂は中央が智証大師、右に弘法大師、左に神変大菩薩という構成だ。「乃木将軍妻返しの松」にご案内。75番善通寺は、お四国のメッカ。お大師のご誕生所である。境内も二院に別れ広大だ。南大門前の乗降所で降り、金堂から御影堂と一方通行するルートを提案、ドライバーさんも添乗員も初めての経験のようだ。バスは、いつもの駐車場で待っていてもらう。金堂の中で、大きなお薬師さまのお膝元で読経、御影堂へ。その後、親鸞堂に案内する。親鸞上人52歳の自刻の像が祀られている。真宗のお客様は大感激だ。74番甲山寺の毘沙門堂も拝み、73番出釈迦寺へ。門前に広い駐車場が完成したので、便利になりありがたい。蝋燭台や線香台の掃除中だったが、16時半前で、お許しを得て使わせていただく。72番曼荼羅寺に17時前にたどり着き、「運心」でお勤め。火の気は止めて、「やったつもり」というのが「運心」だ。「気の済まない方はお賽銭を多めに」と声をかける。「笠松大師」の説明をしてお宿の琴平・琴参閣へ向かう。
8日 雨が上がり、青空が見える。「5時に起きれば金毘羅さんのお参りも出来ますよ」と話しておいたのだが、何と奥殿まで2名、本殿まで2名が行ってきたという。女性は強いと男性陣の声。71番弥谷寺は、寺マイクロと歩きの選択ができるのだが、歩き組は10名程度。大師堂下に着くと、歩き組の方が速かった。順に梵鐘を突き、本堂に残り170段ほどだ。本堂からの下りで、岸肌に刻まれた阿弥陀三尊を拝み、大師堂へ。お大師幼少の頃の学門所「獅子の岩屋」や護摩堂を案内して下山。仁王門前の俳句茶屋で、お茶をいただく。草餅が人気。70番本山寺は、五重塔の修復工事中。国宝の本堂には馬頭観音を祀る。69番観音寺、68番神恵院は同じ境内にある。逆打ちなので、順番を間違えないように気をつける。丁度、お昼時となり、昼食会場の観音寺グランドホテルへ。このコースでは唯一の食事作法。いよいよ打ち止めの67番大興寺、お大師お手植えという榧の木と楠の木が見事、太い枝には青苔が密生している。三鈷の松を拾う方も。かっての天台、真言の修行道場で、お大師堂も二つ。本堂左の弘法大師堂で、打ち止めの読経。ご宝号7返で締めくくり。打ち止めは13時45分。これからひたすら名古屋に向けて走る訳だ。19時前に、草津PAでお別れ。お疲れ様です。合掌
弥谷寺にて 新緑の 峰を背に立つ 大師像
観音寺にて 紫陽花の 色とりどりに 観音寺
梅雨時の 身支度万端 バス遍路
梅雨晴れ間 逆打ち遍路 足軽く
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