雲辺寺の紅葉 |
大興寺門前の地蔵 |
晩秋の 津田の松原 波静か
涼秋の 天突く塔や 本山寺
本山寺境内 |
麓から大師堂までのマイクロバスを寺が運行し始めている。(往復で750円)希望を聞くと、14名が利用、しかしそこから本堂までの170段は登らなければならない。息を整え、お勤めし、摩崖仏(阿弥陀三尊)に案内する。大師堂は少し混雑していたが、合間を縫って座してお勤め。特別公開中のお宝をじっくりと拝観させていただく。下りのお楽しみは、俳句茶屋の草餅。なんと、手のひらにひまわりの種を置くと、小鳥が飛んできてついばんでいく。いつの間に馴らしたのかびっくりだ。73番出釈迦寺で、捨身嶽奥の院を遥拝し、徒歩で72番曼荼羅寺へ。門前の廃業した遍路宿の跡地が整地され駐車場となっている。少し便利になった。大師堂も新しく、笠松大師、西行の昼寝石など説明ポイントも多い。74番甲山寺、「黒衣の大師」がご開張だ。毘沙門天堂もお参りし、75番善通寺へ。まずは金堂のある東院から。金堂前で読経し、本尊薬師如来を内拝する。お大師が子供の頃にはすでに大木であったと伝えられる霊木や佐伯氏祖廟など案内しながら西院へ。名物「かたパン」に行列、1枚20円。和尚も10枚求める。御影堂に上がり、心静かにお勤め。昼食は宿坊「いろは会館」でチラシずしと讃岐うどん。霊宝館のお砂踏み道場の見学をお薦めする。松本明慶作の88体の札所の御本尊が並んでいる。お賽銭にと5円玉100枚を両替してくれる。御影堂前の庭では、菊花展開催中。76番金倉寺は、智証大師円珍の御誕生所。大師堂の正面は智証大師、右に弘法大師、左に神変大菩薩の配置だ。宗派は天台寺門宗。打ち止めの77番道隆寺は、眼のお薬師として有名。納め札の裏に歳の数だけ「め」と書いておくように伝えておいた。打ち止めは15時。「サンエイ」でお茶の御接待を受けて帰路に。ゆったりとした2日間、良い御参りでした。合掌
小鳥来る 俳句の茶屋や 弥谷寺
秋深し 遍路拝むや 摩崖佛
お大師の 生れし庭や 菊花展
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