2010年3月13日土曜日

西国 12回 満願の旅


平成22年3月7日

難波から西国12回満願の旅に添乗した。32番観音正寺は、佐々木六角氏の山城の跡に立つ、1200段の階段で有名な札所。巡拝者の声では、1番の難所とか。33番華厳寺は3カ所でお参りする満願の寺である。9時前に難波を出発したバスは、41名のお客様を乗せて名神を東に、草津SAで最初の休憩、雨交じりの天候で山道は下りが危ないと思い、できるだけタクシー利用と声掛けしたが、14名が歩きを選択された。もっともタクシーで行くべき参道も、土砂崩れで通行不能とか。タクシー組も残り3分の1、約400段の階段は徒歩だ。石寺という表参道口でバスを降り、タクシー組と徒歩組に分かれ本堂を目指す。和尚は当然ながら、徒歩組だ。階段というより、石を積み上げたというような参道をのぼる。タクシー組と合流するポイントからは、まともな石段で33から番号を振った木札に書かれた御言葉を読みながら、あと幾つと数えながら登ることになる。登りきって、本堂に上がり、全員集合まで息を入れる。頭から湯気が出ているらしい。皆がそろい、一息入れて、念珠の使い方、合掌の仕方などを話し、御参りだ。御本尊は、松本明慶作の大仏・千手観世音菩薩だ。インド政府の特別許可をいただいて輸入できた白檀で造られた逸品である。雨に濡れた下り参道は、足元が危ないので、注意をしながらゆっくり下りてゆく。
12時半に、再出発できた。車中でのお弁当は、「草津・南洋軒」製、なかなかの代物だった。華厳寺の駐車場到着は、14時15分、櫻並木の参道は、その保護のためバスは通行不可、仏具店やお土産店などを横目に歩く。本堂、おいづる堂、満願堂と御参りして、そこで解散、45分後のバス集合をお願いする。これが和尚のいつものパターンだ。
16時前に出発し梅田到着が19時、日曜日の雨の御参りとしては、順調なぺース。日本交通の山下ドライバーに感謝。
(写真は、華厳寺の山門)

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