国分寺本堂 |
下山途中の「杖杉庵」の前で一時停車、車中よりの撮影会だ。麓の「すだち館」で種無しすだちのご接待、すだちの生ジュースである「すだち酢」が人気の的。冷蔵庫で保管すれば、一年は保つのだ。13番大日寺の本堂も開扉してライトアップ。正面に本尊十一面観音、向かって右に青面金剛、左に阿弥陀仏。霊場会発行の先達必携などの資料では、大日寺の元々の本尊は大日如来、明治の神仏分離令によって、一宮の本尊十一面観音が遷座し、大日如来が脇侍に回ったとある。その大日如来のことを聞こうと納経所におもむくと、「元々の本尊は十一面観音で、神仏分離令に際し、困った一宮が大日如来を持ち込んだ」という。「それはおかしいでしょ。寺名が大日寺なのだから。」と突っ込むと、「うるさい」とばかり追い出されてしまった。14番常楽寺へは、最寄りの交差点で下車して歩いていたのだが、地元からのクレームで国分寺の駐車場を起点に常楽寺に往復1km、国分寺へ往復600m歩くことになった。常楽寺では本堂前の「アララギ大師」や大師堂の前に立てられた角塔婆のお大師の言葉「不闕日々影向 検知処々遺跡」について説明する。15番国分寺では、本尊薬師如来の眷属につき解説、お錀の叩き方等説明、大師堂ではご宝号を7編唱えて打ち止め。(16時30分)淡路島を走行中に夕べのお勤め、「淡路HWOでは、アルコール類を販売しているので、男性軍のかっての要望に応えて、早目にお勤めするのです」と話したせいか、ご婦人から「淡路地ビールと竹輪」のご接待。これには恐縮した。帰路、「いろは歌」の解説とCD。「85番八栗寺のケーブルカーで大合唱しましょう」という魂胆なのだ。睡眠薬代わりにと河内屋菊水丸の河内音頭で綴る弘法大師一代記を流す。阪神高速が少し渋滞していたお陰で、全編聴き終えたところで、壱分IC.を降りて生駒へ。(20時30分)お天気にも恵まれて良いお参りでした。なにしろ打ち終えたところで雨が降りだしたのですから。「またご一緒しましょう」とお別れ。合掌
初秋や 水と戯る 鮎喰川
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